男泣きするほど切ないこのメール・・・しかし姫には届かない・・・

「仕事頑張れなんて言えないよ。店に電話するたび接客中だと聞くと
　胸が張り裂けそうになる。ほかの男に・・って思うとな。俺は風俗
　で働いてるお前に、偏見もないし、お前自身が好きなんだ。辞めて
　俺の所にこないか？幸せにする自信はある。他の男や客と一緒にし
　ないでくれよ。器量もあるし、お前を守る為ならなんでもするよ。」

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ありゃりゃ・・・

オトコの方は真剣ですねぇ。
こりゃ本当に思い詰めてるって感じかな。同じ男として感じ入るものが
あります。そう、幸せにする自信はある！・・・えらい！

でもねぇ・・・・


残念ながら、こういう申し出。今の若い子には通用しません。
特に、若い子に器量がどうのこうのなんて、わかりゃしないんです。

「器量＝稼ぎ」

姫がそう思っていたら、
「器量あるなら、あたしより稼いできてから言ってよね。」
と思われてしまいますよ。
それに器量があるないは、客観的に判断するものだし・・・自分で言う
ものじゃないし・・・

これ、「仮面を理解していないから起こる思い違い」ですよ。

風俗は言ってみれば「ウラ社会の仕事」です。先の退学を食らう姫の
ように、「お金のために割り切ってやる」仕事であって、バレると
まずい仕事でもあるんです。そのことは姫が一番わかっています。

その姫に対して「偏見はない」だの言っても「馬の耳に念仏」ですよ。
オンナはカンのいい動物ですから、そう言う事を言い出す時点で
その男の器量を見抜いてしまってます。

いつも言うように、こうやって墓穴を掘って
「あの人は風俗オタク」と思われるようになってしまうんです。

男の純情、ハートは絶対に必要です。このメールを出した人も決して
心意気は間違っていないんです。いや、むしろ気高いです。

が！

その見せ方が悪すぎる。これが「無策無謀の攻略」の典型です。
これではいつまで経っても落とせないのは当たり前ですよね。

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